日商簿記の難易度
日商簿記の資格には1級~4級まであることがわかりました。
このページでは、各級の難易度と、その級の知識があるとできるようになることについてお話ししてみます。みなさんが簿記の資格に期待していること、推し量る目安にしていみてください。
◆日商簿記1級
税理士や公認会計士へ進む準備段階が1級です。そして合格率は10%前後とかなりの難関です。税理士等への入り口となりますので、日商の1級検定では、財務諸表や企業会計などの法規も勉強します。また1級を取得すれば、その知識を活かし、企業の財務部門で経営・会計指導等でのスペシャリストとして活躍できます。
1級検定では2級の試験範囲に会計学と原価計算が加わります。また1級検定では、足切り点も設定されており、4科目のうち1科目でも基準点に届かないと、合計70点以上でも不合格となるなど、かなりきびしい制約もあります。
1級合格=税理士の受験資格取得となるハイレベル検定ですので仕方ない感じもします。
◆日商簿記2級
2級と1級検定では難易度の差は桁違いです。1級の合格率が10%前後であるのに対し、2級検定では毎回30%~40%の合格者が出ています。
とはいえ日商簿記の場合は2級も評価の高く、経理系の仕事に就くときは2級で十分通用します。この資格だけでも事務関係の仕事はできるということ、また持っていると、一般企業に就職しやすいなどのメリットがあります。
その理由は2級からは「工業簿記」を勉強する必要があり、この知識があるとメーカー企業の会計処理にも強くなれるからです。また2級の知識で、大きな会社の月次や年次の決算(財務諸表)も十分読みこなせるレベルに達します。
◆日商簿記3級
3級は、商業簿記について基本的な理解を問う試験で、きちんと学習準備をしている方なら、独学でもどうにか取得可能なレベルの試験です。もちろん慎重な方は、通学校や通信講座を利用して合格を目指しています。合格率は40~50%で、社会人ならば最低でも身につけておきたい基礎中の基礎といえるでしょう。会社の経理業務には不可欠で、経理・会計等の仕事を希望するのであれば、最低限取得しておかなければならない資格です。また「経理職に就くつもりはないけど、経営数字は読めるようになりたい」という方ですと、2級から入るのがはじめやすいかもしれませんね。
◆日商簿記4級
4級は簿記の入門編、八百屋さんや酒屋さんなど商店で必要とされる会計がわかるようになるレベルです。ですから4級の知識で、会社の経営がわかるようになるというのは、むずかしい感じがします。ちなみに4級は中学生の合格者も少なくない検定です。
簿記を仕事に活かすためには、やはり3級以上を検討してください。
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